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グロメットは地味だけど重要!定期的にチェック&交換してラケットを守りましょう!

グロメット(ハトメ)の交換はしていますか?

バドミントンを始めてから日が浅い方は「そもそもグロメットってなんぞや?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

グロメットはラケットヘッドのガットを通す穴に最初から付いているパーツです。

このグロメットは定期的にチェックして交換しないとラケットが傷ついたり、ガットが切れやすくなったりしてしまいますのでバドミントンをやるのであれば知っておかなければいけません。

今回はグロメットの基礎知識からチェックポイントまでをご紹介します。



グロメット(ハトメ)とは?

独立グロメットと連結グロメット

1つの穴用のグロメット(左)と複数穴用のグロメット(右)

先ほどもご紹介した通り、グロメットはラケットヘッドのガットを通す穴についているパーツです。

素材はナイロンでできています。

1つの穴ごとに独立して付いている場合もありますし、複数の穴にまたがって付いている場合もあります。

グロメットが付いている理由は主にガットからラケットを守るためです。

ガットを張る際はとても強い力でガットを引っ張ることになるため、ラケットのフレームにガットがめり込む可能性がありますが、グロメットが守ってくれています。

逆にラケットの角はとがっていますのでグロメットをもし付けなかった場合、ガットが傷つくことも考えられます。

フレームがめり込むほどの力ですから小さなグロメットも当然何度も使用していると消耗してきますので必ず交換してくださいね。

グロメットのチェックポイント

まずは、グロメットを交換したほうがいいのかまだ使えるのかチェックできるようになってください。

チェックするポイントは2つあります。

1. ラケットの外側が切れていないか

グロメット 切れている

グロメットが切れてラケットの表面色(オレンジ)が見えてしまっている。

ラケットの外側はガットを張る際や張った後など常に力が掛かっている状態ですので最も消耗が激しくなります。

この写真のようにグロメットが切れてラケットの表面が見えてしまっているときは交換しましょう。

グロメットがへこんでいてもラケットの表面が見えていないような場合は交換しなくても問題ありません。



2. ラケットの内側が割れていないか

グロメットが割れている

変形したり割れてしまっている。

グロメットはラケットの内側にも少しはみ出ていますが、ガットの端を結んでいる箇所やプレーしていると衝撃で割れてしまうことがあります。

割れてしまうとシャトルを打った際にガットがラケットの角に触れてしまうことになり、ガットが切れやすくなってしまいますので交換しましょう。

 



グロメットの交換方法

グロメットの交換方法は2つあります。

1. ガット張り替えの際に交換してもらう

手っ取り早い方法がガットの張り替えをラケットショップなどに依頼するときに一緒に交換してもらうことです。

独立しているグロメットの1つくらいであればサービスで交換してくれるかもしれません。

ただ、複数の穴が連結しているグロメットの場合はそのモデルのラケット専用の場合が多いため、有償になると思われます。

2. 自分で交換する

通常、ガットの張り替えはお店にお願いすることが多いと思いますのでお店に頼めばいいのですが、ご自身や部活などの所属チームでガット張り機を持っている方の場合、自分で交換する必要が出てきます。

いつもガット張りを頼んでいるお店がグロメットの交換が有料の場合、自分で交換したほうがお得かもしれませんので交換の方法も覚えておいてくださいね。

グロメットは、ガットを張る際に強い力で引っ張られていてくっついていますので手では簡単には外れませんので工具を使います。

グロメットを外すための専用の工具(グロメットニッパ)も売られており、こちらを使うほうが簡単に外すことができますがこの工具自体が高いのでご家庭にあるニッパーとラジオペンチで外せばいいと思います。

まずはラケットの内側にはみ出ている部分をニッパーで切りましょう。

この部分が広がっているとうまく外せません。(広がっていない場合は切らなくても大丈夫です)

出っ張っている部分を切った後

ラケットの外側の部分をラジオペンチで挟んで力強く引っ張ってください。

グロメットの状態によりますが、かなり強く引っ張らないと取れないかもしれませんが頑張って外してください。

この際、頭だけ取れてしまうと外すことが難しくなってしまいますのでなるべく根本を挟むことがポイントです。

ラジオペンチでグロメットを外す

グロメットを外した後はこのようになっています。

グロメットを外した後

綺麗に取れたら新しいグロメットをラケットの外側から付ければ完成です。

新しいグロメットを付ける

ラケットの大きさによって穴の大きさや深さが違いますのでぴったりなものを選んで付けるように注意してください。



最後に

たくさんのグロメット

グロメットは、小さなパーツですので意識が行きにくいのは仕方がないことです。

交換しなかったことによってラケットやガットの寿命が短くなってしまうことも十分にあり得ますのでたまにはチェックしてあげてください。

ただ、ガットがまだ切れていない状態でグロメットが割れているのを発見したとしてもわざわざガットをハサミで切ってまで交換する必要はありません。

ガットが自然に切れて次にガットを張り替えるときに忘れないようにしてください。

また、まだ綺麗なグロメットもあるのに全てのグロメットを交換する必要もありませんので消耗しているものだけを交換しましょう。

グロメットの消耗を見落としてラケットの寿命を縮めてしまうことのないようにしてくださいね。

この記事を書いた人
ラケット.jp管理人

バドミントン歴25年を超えたベテランプレーヤーです。
小学生の時にバドミントンを始め、高校生の時にはインターハイ・JOCジュニアオリンピック・国体へ、大学生の時にはインカレへ、社会人になってからは全日本実業団や全日本社会人へ出場しました。
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