新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延し、7都府県に緊急事態宣言が発出されました。
体育館も例外なく使用できなくなり、楽しみにしていた部活やクラブができていないと思います。
そんな体育館が使えない、通常の練習ができないときにも自宅でできるバドミントンのトレーニングをご紹介します。
1. 素振り
ラケットを用いた素振り
素振りと言っても、ただラケットを振るだけだけではあまり効果がありません。(何もやらないよりは良いですが)
素振りは、シャトルを実際に打つ時に比べて負荷がかなり下がるからです。
そのため、なるべく負荷をかけるようにすることをオススメします。
例えば、「全力スマッシュを想定した素振り x 10」をできるだけ早く行い、それを10セット行うなどすると良いトレーニングになります。
他にもドライブやアンダーハンドストロークなどどの打ち方でも正しい打ち方をマスターした後は、全力で素早く素振りを行うことが重要です。
また、トレーニング用ラケットやラケットに重りを付けるのも良い方法です。
こちらにトレーニング用ラケットなどをまとめてご紹介していますのでこちらもご覧ください。
ラケット以外での素振り
ラケットは、675mmほどの長さがありますから自宅や部屋によっては壁や天井にぶつかってしまって振ることができない場合があります。
そんな時は別の方法で素振りを行うことをおすすめします。
自宅で簡単に出来そうなものは以下の2通りがあります。
- 軽め(1~2kg)のダンベルを振る。
- ペットボトルに水や砂を入れて振る。
おすすめはダンベルを振る方法です。
ダンベルであれば片端がグリップのように少し出っ張っていますのでしっかりと握ることができますので先ほどご紹介しました全力の素振りも可能です。
2. 壁打ち
壁打ちは体育館では定番の練習ですが、自宅でも可能です。
ただ、壁に何も工夫をしないまま壁打ちをしていては壁に傷がついてしまいます。
そんな時に活躍するのが「かべ打ち君」というアイテムです。
こちらであれば自宅の壁を傷つけることなく存分に壁打ちを行うことが可能です。
壁打ちを行う際のポイント
壁打ちは、バドミントンをやっていれば誰でも一度はやったことあるでしょうからやり方は分かると思います。
通常の壁打ちはアンダーハンドストロークである程度上に向かって打つことが多いですよね。
ただ、それでは簡単すぎてあまり意味がありません。
そうではなく、ヒットポイントからなるべく水平に打つようにしてください。
水平に打つことにより、シャトルの勢いが無ければ壁に当たってから自分のところに戻ってくるまでに床に落ちてしまいますし、自分が打ってから再度打つまでの時間が短くなるため、かなり難易度が上がります。
また、自宅では難しいかもしれませんが、体育館などで行う場合は、オーバーハンドストロークでもやってみると良いです。
その際もなるべくヒットポイントから水平に打つと難易度も負荷も上がり、かなり良いトレーニングになりますので試してみてください。
3. 1人ヘアピン練習(リフティング)
自宅内ですので高く打ち上げはできませんが、小さくリフティングをすることは可能ですね。
自宅内は狭いので安定的にリフティングができるようになればシャトルコントロールも大分上達するでしょう。
また、リフティングするときはただそのままリフティングするだけでなく、スピンをかけながら行うとスピンネットを打つ感覚が養えるので実践でもかなり役に立ちます。
イメージとしてはガットに少し凹凸がありますからそれをシャトルに引っ掛ける感覚を覚えるとうまくスピンがかかるようになります。
普段の練習の際でもコートが埋まっていて入れないときなどは、コートサイドでやっておくとヘアピンが上達しますよ。
4. 簡易ネットでのドライブ、ヘアピン、サーブ練習
YONEXなどからは、練習用の簡易ネットが販売されています。
バドミントンをやっている方が自宅に複数人いる家庭の場合は、簡易ネットを張って打ち合う練習が可能です。
自宅内ですのであまりいろいろなことはできないでしょうが、ドライブやヘアピン、サーブ練習はじっくり行うことができます。
この練習のポイントは以下の通りです。
- ドライブの場合:なるべくシャトルのスピードを速くする。打ち合う2人の距離を近くする。
- ヘアピンの場合:いろいろなスピンをなるべくかける。ヒットポイントを上で打つ。
- サーブの場合:ネットから浮かないようにネットを越えたら落ちていくように打つ。
時間がある今だからこそ普段の練習ではできない打ち方やタイミングなどを練習して修得できるように研究してみてください。
最後に
現在は、多くの大会も中止になり、モチベーションも下がってしまいますよね。
とても辛いことですが、今はみんなが協力して我慢しなければいけません。
しかし、この状況も永遠に続くわけではなく、いつになるか分かりませんが、また楽しく練習も大会もできるようになります。
その時がいつになるのかは分かりませんが、それまでに自宅で少しでもトレーニングしておくのと全くしないのでは練習や大会再開後のスタートダッシュが全然違いますので少しでもやれることをやるのをオススメします。
今回はなるべくラケットを使用してのトレーニングをご紹介しましたのでご紹介しませんでしたが、自宅内でも筋トレなどのトレーニングももちろんできますので合わせて実施できるとなお良いですね。
ぜひ参考にしてみてください。
コメント