バドミントンのラケット関連の用語って実はたくさんあります。
こちらの「【2020年】初心者・中級者向けおすすめバドミントンラケットを選び方と一緒にご紹介!」の記事でもラケット用語がたくさん使われています。
バドミントンを始めたばかりの初心者の方にとって分からない用語ばかりで理解できないかもしれません。
そんな方々に向けて本記事ではバドミントンをせっかくやっているのであれば知っておいて損はないバドミントンの羅家っとの名称や用語を解説していきます。
ラケットを選ぶ上でも必要になってきますのでぜひ覚えてくださいね。
ラケット各部の名称(ヘッド/グリップ/シャフト/グロメット)
ラケットヘッド(ヘッド)
画像のようにラケットの先のシャトルを打つ部分を「ラケットヘッド」(ヘッド)と呼びます。
ヘッドの大きさや重さによって打球感が変わってきますのでとても重要な部分となります。
グリップ
ラケットを持つ際に握る部分を「グリップ」と呼び、グリップの一番下を「グリップエンド」と呼びます。
グリップには最初からグリップテープが巻かれていますが、そのまま使用するとボロボロになってしまうのでこの上からグリップテープを別途購入して使用することがほとんどです。
人によっては最初から巻かれているグリップテープを外したり、アンダーラップを巻いてからグリップテープを巻く方もいます。
関連記事 バドミントンのラケットの持ち方やコツを画像付きで完全解説!状況によって持ち方や持つ位置を変える必要あり!
シャフト
ヘッドとグリップの間の細い部分を「シャフト」と呼びます。
シャフトの硬さによって使用感がかなり変わってきます。
一般的にシャフトが硬いラケットが上級者向け、柔らかいラケットが初心者向けとなります。
グロメット(ハトメ)
そしてヘッドの穴にはめられている部品を「グロメット」(ハトメ)と呼びます。
ガットを張る際には強い力でガットを引っ張るため、ラケットに負荷がかかりますが、このグロメットでラケットへの負荷を軽減したり、逆にガットが傷つかないようにしています。
グロメットは小さな部品ですが、ラケットを守るために重要ですので定期的にチェックをして割れていたりした場合、ガットの張替えの際に交換するようにしましょう。
関連記事 グロメットは地味だけど重要!定期的にチェック&交換してラケットを守りましょう!
その他のバドミントンラケット関連用語
ガット(ストリング)
すでに「ガット」という言葉は出てきていますが、ラケットに装着する糸のようなものです。
ガットという呼び方の他に「ストリング」とも呼びます(ストリングのほうが正式)が、一般的にはガットという呼び名が浸透しています。
ガットをラケットに装着することを「ガットを張る」という表現をします。
ガットは大昔(30年前とか)は手で張っていたようですが、今はガット張り機で張ることになりますのでラケットスポーツ専門店やスポーツショップにて張ってもらうことになります。
ガットにはたくさんの種類があり、打ちやすさや耐久性などが全く違ってきますのでガット選びもとても重要になってきます。
また、同じガットでも張る際にどの程度の強さでガットを引っ張るかによっても使いやすさが変わってきます。
初心者であれば22~25ポンドで張るのが一般的でバドミントンのレベルが高くなるにつれ、どんどんポンド数が上がっていくのが通常です。
この何ポンドで張るかを「テンション」と呼び、高いポンド数で張った場合、テンションが高い、低いポンド数で張った場合、テンションが低いと言います。
ちなみにガットを張るポンド数が高いことを「硬い」と表現し、ポンド数が低いことを「柔らかい」と表現します。(実際に指で押してみると硬かったり柔らかかったりするためです)
ガットについてはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでガットのことを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
グリップテープ
グリップテープは、元々ラケットに巻かれているグリップ(元グリ)の上に更に巻くもので滑り帽子や操作性アップには必須のアイテムとなっています。
表面がポリウレタンでできているものや滑り止め用にメッシュが入っているもの、写真のようにタオル記事のものなど様々な商品が発売されています。
グリップテープについての詳細はこちらの記事でご紹介していますのでご覧ください。
下手切れ
フレームぎりぎりでシャトルを打ったことによってラケットヘッドの真ん中ではなく、フレームに近い、ラケットヘッドの端でガットが切れてしまうことを下手切れと呼びます。
下手切れは、スイートスポットで打てていれば起こらないため、下手っぴだという比喩をこめて下手切れと呼ばれています。
また、この下手切れはガットを張り替えたばかりでも起こるので注意が必要です。(ガットを張り替えたばかりで下手切れを起こすととてもショックです)
よく下手切れを起こす人はシャトルをヒットするタイミングなどを変える必要があります。
ただ、グロメットが痛みすぎているとスイートスポットで当たっていても下手切れのように端で切れる可能性がありますのでグロメットのチェックをすることも必要です。
グロメットのチェックポイントはこちらの記事をご覧ください。
lbs(ポンド)
いろいろなメーカーの公式サイトを見ていると推奨テンション(張力)に「lbs」という表記が出てきます。
これはポンドの単位でそのまま「ポンド」と読み替えてください。
ちなみに1ポンド(lbs)は、453.6gですので25ポンドでガットを張る場合、11.34kgの力でガットを引っ張りながら張っていくということになります。
ラケットの重量:〇U
サイズ表記 | 2U | 3U | 4U | 5U | F |
---|---|---|---|---|---|
重量 | 平均93g | 平均88g | 平均83g | 平均78g | 平均73g |
ラケットの重さは、〇U(〇には数字が入る)という表現を使います。
数字が小さいほど重くなり、数字が大きいほど軽くなります。
標準的な重さが3Uになり、2Uは重たいラケット、5Uは軽いラケットという扱いが一般的です。
そのため、最初は標準的な3Uのラケットを使用することをオススメします。
グリップの太さ:G〇
サイズ表記 | G4 | G5 | G6 | G7 |
---|---|---|---|---|
太さ | 太い | 細い | 最も細い | G6よりも細い ジュニア用 |
グリップの太さは、G〇(〇には数字が入る)という表現を使います。
グリップの太さの場合は、数字が小さいほど太くなり、数字が大きいほど細くなります。
ただ、G5もしくはG4程度しか一般的に販売されていないため、ほぼどちらから選ぶことになります。
Gを省略して3U5のような表記をしていることがあり、この場合は後ろの数字の「5」がグリップの太さになります。
バドミントンの場合、しっかりとグリップを握りこむということはあまりせず、余裕を持って握ることが重要ですので細めのグリップを選ぶことをオススメします。
また、細すぎた場合は、アンダーラップを巻くなど太くすることはできますのでオススメはG5です。
G6のラケットでも良いのですが、G6を展開しているモデルはあまり売っていません。
ヘッドバランス
ラケットのヘッドバランスには、主に3種類あります。
- ラケットヘッドが重たいもの(ヘッドヘビー)
- ラケットヘッドが軽いもの(ヘッドライト)
- ヘッドヘビーとヘッドライトの中間くらいのもの(イーブン)
ラケット全体の重量が一緒でもヘッドヘビーのものはヘッドライトのものに比べるとかなり重たく感じます。
そのため、重量は軽いラケットでもヘッドヘビーのものであればショットのパワーを維持しつつ扱いやすいラケットになりやすいと言えます。
逆にヘッドライトのものは、振りやすくて扱いやすくラケットなのですが、ショットのパワーは落ちやすいという特徴があります。
(ラケットを)長く持つ
グリップエンドの近くでラケットを握ることをラケットを「長く持つ」と呼びます。
ラケットを長く持つことによってシャトルまでぎりぎり届くか届かないかといった場面でもなんとかシャトルに触れる可能性が高くなります。
また、ラケットのしなりも最大限に生かすことが可能で遠くまでシャトルを飛ばしやすくなります。
一方、ラケットを振りだしてから振り終わるまでの時間が長くなるため、早いラリーには対応しづらいというデメリットもあります。
そのため、ラケットを長く持つのはシングルスやダブルスの後衛に向いています。
(ラケットを)短く持つ
ラケットヘッドに近い方を持つことをラケットを「短く持つ」と呼びます。
ラケットを短く持つことによって操作性が上がり、ラケットを振りだしてから振り終わるまでの時間が短くなり、早いラリーに対応しやすくなります。
但し、当然ながらラケットを長く持てば届いたはずのシャトルに届きにくくなるため注意が必要です。
そのため、ラケットを短く持つのはダブルスの前衛やドライブ戦などに向いています。
余談ですが、ダブルスでは後衛の際にラケットを長く持ち、その他の場合にはラケットを短く持ち替える技術がとても重要になります。
最後に
バドミントンをやるだけならラケットの関連用語は知らなくてもできますが、用語も知っておいたほうが、自分に合ったラケットも選べるでしょうし、仲間と楽しいトークもできると思いますのでぜひ楽しみながら覚えていってください。
ラケットに関する用語を覚えたらラケットの選び方もこちらの「【2020年】初心者・中級者向けおすすめバドミントンラケットを選び方と一緒にご紹介!」の記事をご覧いただき、ぜひ覚えてみてくださいね。
ショップのスタッフの方に言われるがままでなく、あなた自身でラケットが選べるようになると更にバドミントンが面白くなりますよ。
もし、分からない用語などがありましたらコメント欄からお問い合わせいただければなるべく分かりやすく解説できると思いますのでお問い合わせください。
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